その夜は 雨が泣くやうに降つてゐました。
コーヒーに少し砂糖を多い目に入れ ゆつくり搔きまぜて さて と私は飲むのでありました
中原中也 一夜分の歴史
ゆったりとした午前中。ゆったりとお客様と過ごし、緩やかな時間の進み。
慌ただしくも嬉しい午後。沢山のお客様をお迎え。若手の手助けに頼って、結局、僕はマイペース。
そしたまたゆったりとした時間。閉店までまた穏やかに。ゆったりとしたお客様との会話。
いつものお客様、初めましてのお客様、そして大学院時代の後輩まで。
皆様にお越しいただき有難きことこの上なし。
閉店後の片付け、明日の準備。外の看板を片す時に、ポツリと空から水滴。
帰りに寄ったコンビニから出ると、外はすっかり雨模様。
バックから折り畳み傘。なかなか準備が良い自分を褒めつつ帰路に。
雨の夜は少しだけ感傷的になることもありますが、今の僕に雨音は優しく。ゆっくり眠れそうで。
と、そのような一夜が在つたということ、明らかにそれは私の境涯の或る一頁であり、それを記憶するものはただこの私だけであり、その私も、やがては死んでゆく
中原中也 一夜分の歴史
明日も10時から18時まで。オープンから少しの間はワンオペです。
ゆっくりとお待ちいただくのもまた良しとしていただければ幸い。
昼からはカウンターは2人体制。明日もお待ちしております。
#unit_coffee_stand