今年最初の雪の日。すでに初詣には出かけていたけれど、折角だからアッシュの散歩ついでに朝もお参り。
神様に祈ったからと言って、代わりに神様が何かやってくれることなんて絶対にない訳だけれど、僕らは祈りを捧げたり、咒を信じたりするわけです。
咒というのは人間だけがするものだと思うかもしれませんが、他の動物にも見られるものです。
1948年、ハーバード大学の行動主義心理学者B. F. Skinnerは、ハトの実験で他の動物にも迷信的行動が見られることを現象として確認しています。
空腹のハトを実験箱に入れて、15秒ごとに餌を出すようにすると、ハトは餌が出る直前に頭を上げたり、実験箱の中をひと回りするといった行動を取るようになります。
「ハトは自分自身のその行動が、餌が出てくるために必要な行動であるかのように振る舞っていた」とスキナーは記述しています。
人間が行う儀式的な行動も、このハトの行動と同じメカニズムで形成されたものだとスキナーは考えたようです。
人間の行う儀式や咒などの迷信的行動はオペラント条件づけによって形成されたものなのではないかと。
(オペラント条件づけというのは、その行動の結果として望ましいことが現れたときにはその行動をとることが増え、逆に望ましくない結果が現れたときにはその行動をとることは減るというものです。)
何かを願うときに必要な事は願いごとを言語化するという認知的作業。
祈る段階で自分が何を具体的に望んでいるのか、改めて整理することになるわけです。
言語化するという「行動」をとることで現実化に向けて進む準備ができます。
自分自身で望みを叶える方略を見つけて「行動化」することで、願いが叶ったりもする訳です。
だからちょっとした迷信とか咒や祈願のようなものは効果はあるし、廃れず受け継がれているのでしょう。
ちなみに、このスキナー博士、第二次世界大戦終盤の1943年、ハトにミサイルを誘導させる極秘計画「プロジェクト・ピジョン」を進めていました。
ハトによって爆弾を誘導…現在の巡航ミサイルのような使い方を想定していた様子。
弾頭に「平和の象徴」ハトを詰め込んで内部画面で標的をつつかせ、どこがつつかれたかを感知して進行方向を制御し、標的に命中させる…。
カラスは賢すぎて実験に不向きだったためハトに白羽の矢が立てられたとのこと。
実はこの「愚かな鳥」の学習実験が、70年後のAIにつながっています。
カラスのように少し賢い人間の思考は捉えるのが難しく、人間の思考を模倣するはずだったAIが実際に依拠したのはハトの脳で見られる単純な連合学習だったとの事。
僕はハトにように、ちょっとおバカなので、行動として愚直に神様にお願いして、コーヒー屋としての目標を現実化させようと思います。
お願いはできるだけ具体的に。その方が神様は聞いてくれます。
#unit_coffee_stand
