今日はお休み。
午前中は明日の準備。午後は髪を切りに行って、また戻ってきて、結局夜まで一人でいろいろと。
あれこれと焙煎や仕込み、片付けをしているうちに、外はまた雨になっていました。
ここしばらくずっと雨。昨日今日は少し晴れ間も見えたり、雨は降っていなかったのだけれど、夜になったらまた霧雨。
細い雨で、音もなくて。誰もいない店の中で、なんとなく静かな夜に。
一人でいると、こういう時間に余計なことを考えたりします。
新しいもの、華やかなもの、人の欲望や出世。そういうものが世の中を動かしていく。
自分の中にも、いろいろ見聞きすると、ざわざわするところがあって。
何か大きなこととか、派手なこととか、そういうものに気持ちが動くこともある。
でも、そういうものより、昔からずっとそこにあるようなもの。
特別でもなく、目立つこともなく、当たり前のように続いているもの。
結局、そういうもののほうが、性に合っているのかもしれないな、などとぼんやり店の今後を考えながら。
コーヒーも結局は、派手な香り、奇を衒った精製、そういうものより、オーソドックスなエチオピアのウォッシュドなんかが美味いと思ったりします。
「雨声に至りては怒るに非ず嘆くに非ず唯語るのみ訴ふるのみ。」
永井荷風『雨瀟瀟』
