2026.09.20

.「僕は古いものが好きです。しかし、正確には古いから好きなのではない。古くてもよくないものはたくさんある。」平野勝之「使い...


「僕は古いものが好きです。しかし、正確には古いから好きなのではない。古くてもよくないものはたくさんある。」
平野勝之「使い込まれた愛用品が物語る、ヴィンテージのある暮らし」
『MEN’S Precious』2020年冬号

彼は結局、長く使えるもの、使えば使うほどよくなるものを選ぶようになったそうです。

古いものでも新しいものでもいいのだけれど、いつの間にか古いものに行き着いていた、と。

なんとなく、その感じが好きです。

古いものだからいい、ということではない。新しいものにも良さがあるし、今の暮らしには今のものが必要なこともたくさんあります。

ただ、「古いもの」を新しく作ることはできない。

誰かが使い、時間が経ったものは、あとから同じものを作ろうとしても、たぶん同じにはならないでしょう。

今日は大物もいくつか運んだりして、腕、背中、腰はパンパンでなかなかしんどい一日でした。

それでも明日の準備を終わらせて、明日の朝はいくつか焙煎。14時から皆様をお迎えしたいと思います。

ひどい雨に、ひどい台風になるのかもしれませんが。

そういえば、コーヒーも少し似ているのかもしれません。

今のスペシャルティコーヒーには、新しい品種や精製方法、抽出方法が次々と出てきます。

これまで知らなかったような味わいに出会うこともある。

そういうコーヒーは、とても面白いし、飲んでいて楽しい。

僕自身、そういう最先端のコーヒーが好きです。

抽出だって、今の新しい方法を使っています。

でも、何もかも新しければいいわけではない。

精製方法ひとつとっても、ウォッシュドのように昔からあるものがある。

それも、今の品種や焙煎、抽出と組み合わせれば、ちゃんと今のコーヒーになる。

古いものと新しいもの。

どちらかを選ぶというより、その時々に、自分がいいと思うものを選んでいるだけなのでしょう。

ものもコーヒーも、そういうところが面白い。

古いから残すのでもなく、新しいから追いかけるのでもなく。

ただ、いいと思ったものを、もう少し先まで残してみる。

コーヒーを通してそんな体験を。

明日もお待ちしてます。

14時から。月曜日の夜です。

それでは。
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