こんにちは!OPENERSです。
前回のコラムでは開業資金と運転資金について解説しました。
今回は「開業資金」について詳しく紹介したいと思います。
開業にあたって何にどんなお金を使うのかを把握しておくことで、資金計画がぐっと立てやすくなります。
今回は開業資金を大きく3つの項目に分けて、具体的な内容をご紹介します。
1|物件取得費
お店をスタートするためには、まず物件の契約が必要です。
ここには次のような費用が含まれます。
・保証金・敷金
・礼金
・仲介手数料
・契約事務手数料や保証会社への支払い
2|内外装工事・設備費
お店の雰囲気や使い勝手を左右する、最も大きな投資部分です。
物件の大きさやデザインのこだわり、居抜き物件かスケルトンか、新品か中古かなどによって大きく変動します。
・内装工事(床・壁・天井の仕上げ、照明、厨房区画の設置など)
・外装工事(看板、外観、入口まわりの工事)
・厨房設備(コンロ、オーブン、冷蔵庫、製氷器、シンクなど)
・空調設備や給排水・電気工事
・消防設備やダクト、グリストラップの設置
3|備品費・その他諸経費
日々の営業に欠かせない備品や、開業準備に伴う費用です。
・家具(テーブル、椅子、カウンターなど)
・食器・グラス・カトラリー類
・レジやPOSシステム
・ユニフォーム
・広告宣伝費(チラシ、SNS運用、HP制作など)
・開業前の人件費(研修やオープン準備のための人件費)
・保健所などへの営業許可申請や関連資格取得にかかる費用
飲食店の開業資金は、上記のように大きく3つに分けて整理すると見通しが立てやすくなります。
実際に必要となる金額は、店舗の規模や立地、コンセプトによって大きく変わります。
想定外の出費に備えて、各費用をできるだけ具体的に洗い出しておくと安心です。
ご自身の場合に当てはめて、どの項目にどれくらいかかるのか考えてみましょう!