皆さんこんばんは!
突然ですが、経営者の皆様に質問をします。
就業規則は作っていますか?
この質問に対しては、「YES」と答える方が多いでしょう。
では、違う質問をします。
その就業規則、従業員の皆さんは、読んで内容を理解していますか?
私のそんなに長くない社労士としての経験上、この質問に「YES」と答えられる方は少ないように思います。
そこで弊所では、「就業規則ガイドブック」の作成を推奨しています。
例えば、よくある有休のとり方の規定です。
『年次有給休暇を取得しようとする場合は、原則として3日前までに所属長まで届け出なければならない。ただし、3日前に届け出ることができないやむを得ない事由があると会社が認めた場合はこの限りではない。』
就業規則ガイドブックでは、こうなります。
『有休を取りたいときには、3日前までに○○へ申請書を提出してください。
ただし、朝具合が悪くなった等、3日前に届け出ることができないこともあります。その場合は臨機応変に対応する場合がありますので、上司に相談してください。』
このように、就業規則ガイドブックは、『従業員の皆さんに読んでもらうための』規則です。
私は、就業規則は、読んでもらうために作るものであり、労働基準監督署に提出するため“だけ”に作るものではないと思っています。
働く上でのルールをわかってもらうために、「就業規則ガイドブック」作ってみませんか?