美人の湯・美肌の湯
女性なら誰でもこの響きには興味があるはず。
男性でも美意識が高い方も興味があることでしょう。
では、なぜ「
美人の湯」または「
美肌の湯」というのでしょう。
「美人の湯」とは、基本的に「乳化作用」という肌の表面を溶かす作用により「
ツルツル&美白」になるものです。
これに加え、泉質によって、
保湿効果、
血行促進効果、
肌の蘇生効果など色々な効果がはたらきます。
温泉成分の作用で美肌になることは認められていますが、「適応症」(効能と言われているもの)には「美肌効果」という項目はありません。
ただ、「切り傷」「皮膚乾燥症」などの適応症がある泉質は、肌のケアできると考えられるので、美人の湯と呼ばれているのでしょう。
特に「塩化物泉」は「肌を覆う効果」(潤い効果)があるので、「ツルツルの後のケア」ができる泉質と言えます。
なんか難しい説明になってしいましたね(^-^;
要するに~~~
「
炭酸水素塩泉」(クレンジング効果)
「
硫酸塩泉」(肌の蘇生効果)
「
硫黄泉」(シミ予防効果)
を三大美人泉質と呼んでいます。また、
ph7.5以上の
(弱)アルカリ性の温泉も美肌効果があることから四代美人泉質と呼ぶこともできます。
ここで美人泉質の落とし穴!
クレンジング効果が高い「美人の湯」ほど、入浴中は潤っても、入浴後は
乾燥がしやすいのです。
あのツルツルとしたお湯は古い角質をとる働きをしてくれるので、入浴後は必ずボディ―クリームなどで
保湿を心がけましょう。
「美人の湯」は肌が美しくなる温泉ということになりますが、実際には温泉地に出かけることにより心身ともにリラックスし、ストレスから解放されたり、体調が整ったりすることから、体の内からも外からも「美人」をつくる・・ということになるのではないでしょうか。