「未発達」、「焦げ」、「フラット」な印象、そういうのを感じさせないのは大前提。
一番大事にしているのは、個性を打ち出した自由な表現。
あぁ、これはunitのコーヒーだ。鈴木が焼いたやつだと言われるならば幸い。
浅煎りは酸質、深煎りは苦味というようなイメージ、この産地のコーヒーの味わいはこう、コーヒーなのだから…
そういう固定概念は正直なところどうでもよくて、想像性と創造性の豊かな自由なコーヒーを焼きたい。
豆の情報をできる限り把握して、その上でイメージを膨らませます。
そのイメージ…たぶんそれが個性。その個性を出す熱の入れ方をデザインしてみる。
デザインされたプロファイルをもとにイメージを具体化させていく作業が焙煎。
色々な考え方はあるのだと思いますが、焙煎によってイメージを具体化するためのデザインの構築や、熱の伝え方は案外と化学的。
詩的なイメージを、化学的知見でデザインしてプロファイルとして構築し、熱を入れて具体化する。理系なのか文系なのか…。
まぁ、最後は、浪漫ですかね笑
若いロースターも色々考えているようです。僕の焙煎とは随分違います。何となく、美味いの方向は近い気もしますが。
おかしな行動は放置しています。
そう言えば、コーヒーの事ばかりでは、コーヒーが活きてこないと、久しぶりに会った別の若いロースターさんが言っていました。
その通りです。違う刺激はイメージを創造します。
明日も通常通り10時から18時まで。また、ゆるりとお待ちしております。
#unit_coffee_stand