モツとラーメンが食べたくて、一緒にした結果、塩ベースのもつ鍋みたいなやつに麺をぶっ込んだものが出来ました。
何故か勝手に中国の辺境地域とかミャンマー辺りにありそうな見た目のものになったな…なんて思ったので…中国雲南省に思いを馳せて、調べてみました。
中国雲南省孟連傣族拉祜族佤族自治縣。
ミャンマーとの国境地域です。
雲南省モンレン、タイ族ラフ族ワ族自治県です。
入荷したコーヒー、雲南孟連 MENGLIAN Anaerobic Fermentation Natural with Oak Barrelの故郷ですね。
孟連は雲南の中で特に優秀なスペシャルティコーヒーを生産している地域。
その地域に住む少数民族のワ族たちは、女性だけがコーヒーを栽培しています。独特な文化を持つこの地域はプーアル茶の生産地としても非常に有名です。
調べると、この地方の少数民族の立場は他の地域のように低くはない感じです。
孟連の少数民族比率はなんと89.8%と極めて高いのです。
だからなのか、自己の文化を卑下したり、抑圧されたりはあまり無く、それを維持し続ける事がある程度できた地域なのではないでしょうか。
そもそもミャンマーと接する辺りの雲南地域は、漢文化の影響も他と比較して低いようです。
一方で無くなった風習もあります。ワ族は首刈り族という一面がありました。
諸説あるようですが、農耕儀礼の一環として又は敵対する村との戦争で戦利品を集めることと関係がある儀礼とされます。
「この儀礼的な活動は他民族との接触地帯から次第に廃れてゆき、政府に禁止されたのちに1970年代を最後に消滅」(Wikipediaより)したようです。
雲南孟連
MENGLIAN Anaerobic Fermentation Natural with Oak Barrel
Farm : JINSHAN Coffee Farm
Variety : Catimor
Altitude : 1500m
Notes : Yogurt , Black Berry , Sake Lees , Jackfruit
日本酒の酒粕のような香りが仄かに。
こういう発酵系ロットはやや暗い酸質の印象がありますが、このコーヒーは、低温での熟成と乾燥のためかヨーグルトのような乳酸っぽい明るいアシディティが感じられます。
そして温度が下がるとプーアル茶のような程よい渋さが感じられます。
unitでは雲南のコーヒーは3種。モンレン、バオシャン、デーホン。
それぞれに特徴がある面白いコーヒーですので、ぜひお試しください。
明日21日火曜日もまた10時からで、いつも通りのんびりと18時まで。
なお22日は事情により13時からのスタート。24日はこれも事情によりお休み。25日土曜日も東京出張にてお休みとなります。
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