2026.08.21

.蟷螂を食った事のない人に話しておくが、蟷螂はあまり旨い物ではない。夏目漱石『吾輩は猫である』第一話(1905年)名前のない...


蟷螂を食った事のない人に話しておくが、蟷螂はあまり旨い物ではない。
夏目漱石『吾輩は猫である』第一話(1905年)

名前のない猫「吾輩」曰く、カマキリは旨くはない。

虫との戦い。
夏の、どうでもいいこと。

でも、本人たちにとっては、たぶんどうでもよくないこと。

我が家のイタグレ、アッシュは、この夏、またセミを食べた。

死んでいると思ったセミに鼻を近づけると、突然、バババババタッと動き出す。

世にいう「セミファイナル」。

犬は一瞬びっくりした。

けれど、逃げない。

犬と蝉のセミファイナル戦。

蝉はまさに死力を尽くす。

だが、犬が勝った。

そして食べた。

美味しかったのかどうかは知らない。

漱石の猫は、カマキリを食べて「あまり旨い物ではない」と言った。

うちの犬さんは、セミを食べて何も言わない。

犬はそもそも、食べたものについて感想を述べない。

だから結局、何が美味しくて、何がまずかったのか、こちらには何もわからない。

カマキリは食べられ、セミも食べられた。

猫はそれを文学にした。

犬はただ食べた。

明日も10時から。

カマキリもセミも出ませんので、ご安心ください。

コーヒーが美味しいと感じていただけたら嬉しいです。

お好みなどあれば、どうぞお伝えください。

お好みに合っていたら、ご感想などいただけると嬉しいです。

明日も、お待ちしています。
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