「一脈の静寂」
窪田空穂は「秋の第一日」でそう表現しています。
暑さ、気怠さ、そういう夏の勢いはまだ残っているのです。
けれど、暑さそのものの中に、夏の終わりを感じます。
昔から、夏には何処か寂しさを感じます。
── 暮れて行く空と、四辺の静けさに包まれてゐると、私は閉め出されたやうな、行く所の無いやうな、染々とした哀愁を覚えて来た。
窪田空穂 『秋の第一日』
それは、夏が終わるから寂しいのではなく、終わりが近づいていることを、夏そのものの中に感じてしまうから。
終わりに近づく季節。
そうは言っても、うんざりする蒸し暑さはまだ続くようです。
冷たいコーヒーでも如何でしょうか。
変わらず10時から。お待ちしています。
