美しい生活用品、整った収納、自然素材、滋味深そうな料理、季節の植物、余白のある部屋…。
「丁寧な暮らし」という様式美。
ここは案外ものはないのですけど、ないままに放置されています。
整然と並べられた空のペットボトルと、無駄に積み上がった本のその横には空の書棚。
余白がないくらいに積み上がる生豆たちのための空調だけは、完璧です。
土鍋から出てきそうな手料理なんかは当然なく、化学の勝利みたいな食品を掻っ込むことも多い。
今日は美味しいもの頂きましたけれど。
雑なんです。
「粗雑な暮らし」
これはでも、悪くないです。
そういう醜悪な様式美も案外いい。
足りないものだらけの暮らしに、ひとつだけ気の利いたものがあると、なんだか笑えてきて、嬉しくなります。
なくていいのだけれど、あると便利。
そういうものがひとつあるだけで、なんだか気分がいい。
とりわけ、「いや、それは無くてもいいねぇ」というものがセンターにあると嬉しくなります。
お店でもそうなのだけれど、リンスアシストなんて、全然なくていい。
でも、使ったらなんだか楽しくなってしまって、今日はいつもよりいいコーヒーを淹れた気分になっています。
もちろん、いつもと変わりません。
いつも美味しいですから…そのはずですから。
明日も10時から。
リンスアシスト、いっぱい使いたいので、ぜひお越しください。
丁寧にお淹れします。
