中六番町の庭の無花果の木の下、
手を組みて云ひ知らぬ淡き愁に立たしめぬ、
おそらくは此朝の無花果のしづくよ、すべて涙ならん。
与謝野晶子「街に住みて」
昔を思い出したときに自然に込み上げてくる、名前のつかない感傷。
それは、ときに自分の中にある言い知れない寂しさだったりするのかもしれません。
無花果の朝露に重ねて、それは涙なのかしらと。
なんとなく秋は感傷的になることもあり、葡萄色の空は美しくも寂しげ。
11月まで、無花果は樹上で完熟した露地物があるようです。
決して寂しくなるようなものではありませんから、普通にお楽しみください。
意外とすっきりとしたコーヒーに合うものです。
明日は14時から21時まで。
お待ちしてます。
