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2025.12.25

福島市の工事費相場|小規模店舗の施工費まとめ(飲食店)


 



福島市で10〜20坪程度の飲食店を開業する場合、工事費は700万円〜1,000万円前後が一般的な相場です。
飲食店は「厨房設備」「給排水」「換気」「ダクト工事」などの専門工事が多く、他業種よりも初期費用が高くなりがちです。
今回の記事では、工事費の内訳から費用が上下するポイント、注意点まで解説します

1 工事費の内訳(800万円の場合)

・内装仕上げ工事:40%(約320万円)
壁・天井・床に加え、客席やカウンター周りの仕上げが含まれます。
素材の選び方によって大きく変動し、
木仕上げやモルタル、タイルを多用すると費用が上がります。

・厨房設備:25%(約200万円)
飲食店の費用差を大きく左右する部分です。
冷蔵庫・ガステーブル・フライヤー・食洗機などの機器の選定によって幅が出ます。
中古で揃えると大幅にコストダウンできます。

・給排水・電気・ガス工事:20%(約160万円)
スケルトン物件の場合は配管をすべて新設するため、この費用が高くなります。
既存設備が利用できる居抜き物件は費用を抑えることが可能です。

・外観・サイン工事:5%(約40万円)
外部の塗装やタイル貼り、看板の制作費などです。
外観によって集客が大きく変わることもあるので、最低限の予算は確保しておくと安心です。

・設計費・管理費など:10%(約80万円)
空間の設計に加えて、工事が図面どおり・安全に・適正な品質で進んでいるかを確認するための費用です。

2 費用が上下しやすいポイント

・居抜きかスケルトンか
設備が残っている居抜き物件は大きくコストダウンできます。
特に厨房の位置がそのまま使える場合は大きなメリットです。

・厨房の形状・規模
厨房の大きさと導線が変わると、配管や機器の数も変わりコストが上がります。

3 工事前に確認したいポイント

・電気容量は足りているか
厨房機器を増やすと既存容量では不足することが多く、契約容量の変更が必要となります。

・グリーストラップのサイズと位置
下水道規定に合わない場合は工事が必要となります。

・共用部規定(におい・騒音・排気)
飲食店は近隣の状況によってはクレームが起きやすく、
テナント次第で重飲食がNGとなっている場合があります。

4 まとめ

福島市で飲食店を開業する場合、重要となるのはテナントの設備状況を把握することです。
同じ広さでも、配管や排気ルートの条件によって工事費が大きく変わることもあります。
開業計画の初期段階から、設計者など専門家に相談しながら進めましょう。

OPENERSでは、物件を契約する前に建物の状態や工事費に関わる内容も含めて専門の建築士が確認し、一緒に物件をお探しします。
物件選びに悩んでいる方はぜひお気軽にご相談ください!