▼ 不祝儀袋の種類と表書き
「御霊前」はどの宗教・宗派を問わず使用する事ができます。宗教ごとの違いは以下に。
・仏式→四十九日までは「御霊前」、それ以降は「御仏前」。それ以外に「御香料」「御香典」なども葬儀、法要ともに使うことができます。
・神式→「御玉串料」「御神前」「御榊料」と書く場合もあります。
・キリスト教式→「御花料」や「献花料」と書きます。※プロテスタントの場合「御霊前」は使用しません。
市販の不祝儀袋で蓮華の花が描いてあるものは仏式用、十字架はキリスト教式となります。墨は「悲しみの涙で字が滲んでいるという気持ちを表す」薄墨を使いましょう。
▼ お香典の目安
生前の故人との関係や、社会的地位、年齢などを考慮して決めます。地域や宗派によっても異なることがありますので、以下の金額は参考程度にしてください。
・友人やその家族:5,000円~10,000円
・隣近所の方:3,000円〜5,000円
・職場関係:5,000円〜10,000円
・叔父・叔母:10,000円〜20,000円
・祖父母:10,000円〜30,000円
・兄弟・姉妹:10,000円〜50,000円
・親:100,000円程度
香典に包むお札に新札は避けましょう。どうしても新札しかない場合は一度折ってから包みましょう。また、「死や苦」を連想させる数字として4や9のつく金額も避けましょう。
不祝儀袋にお金を入れる場合、袋を表に向けた(表書きの面を上にした)時「お札の裏面が見える状態」で入れるようにしましょう。(袋の裏側(金額の記入欄がある方)に肖像画が見える状態になります)お札の肖像画を伏せた状態で入れることで、故人へのお悔やみや悲しみなどの気持ちを表します。
▼ お香典の包み方
水引きを外した状態で不祝儀袋の上側が下側に被さるように包みます。
袱紗は慶事の時と逆になるように包みます。
▼ お香典の供え方
ご霊前に供えるときは、表書きが自分から読める向きにして供えます。受付で係員に渡すときは、係りの人が読める向きにして渡します。また喪家が香典を辞退している場合は、無理に渡すことは控えましょう。