福島県北地域のおくやみ情報


香典を差し上げると、後日香典返しの品物が届けられます。最近では葬儀の当日に手渡される「即日返し」の場合もあります。香典返しには、礼状を出さないのがしきたりです。2度とあってはならないことに礼状を出すのは、不吉だと考えられてきたからです。そこで、電話で受け取った旨を伝えるのが親切です。その際は「けっこうなものをいただき」、「ありがとうございます」といった言葉は不要で、「香典返しを送っていただき、申し訳ありません」という程度にとどめ、あとは遺族を力づける言葉にします。


ご不幸があった場合、翌年の年賀状は出さないことになっています。こちらからも年賀状は控えましょう。
12月になると「年賀欠礼」のあいさつ状が届きますが、喪中であることを知らずに年賀状を出してしまった時は、気づいた時点で手紙などで非礼をお詫びします。なお、年賀状は控えるものの、松の内が過ぎたころに、遺族を元気づける意味で寒中見舞いのはがきや手紙を出すことは構いません。


▼ 法要(法事)とは?
本来、仏教行事全般を指す言葉でしたが、現在では故人を偲ぶ「追善供養」を意味するようになりました。故人の追悼と共に、生きている者たちの善い行いを故人に向ける(回向)という意味があります。僧侶による仏教的な催しと、その後に会食を行います。
▼ 法要に招かれた際は
法要は親類の他、親しかった友人や知人などです。内輪ですませる方も多いので、招待の知らせが来ないといって催促や問い合わせなどはしないようにしましょう。出欠の返事は早めにしましょう。
・服装→通夜・葬儀の際と同じような意識で向かえば間違いないでしょう。
・香料→法要には香料か供物を持参する習わしがあります。香料は香典と同じように包み、表書きは「御仏前」とします。金額はおおよそ香典の半額程度が目安となります。