令和7年福島県
災害救助犬3団体合同訓練②
災害現場において災害救助犬を使用した救助活動するか、それは現場で指揮を執る消防、警察、自衛隊による現地本部になる救助機関が決めます。
実働訓練では、消防、警察、自衛隊の救助機関へ救助犬の存在と能力や活用方法を認知していただく事も目的である。又、3団体間の連携、救助機関との連携が目的になる。
昨年より多くの機関が参加いただいた今年。
救助機関を巻き込んだ訓練を実施した。
現場指揮を執るのは、救助機関。
3団体で編成した救助犬隊が合流し、現場状況や不明者情報等を共有。
指揮側が救助犬投入を決定し要請。
救助犬隊は捜索方法を指揮へ提案。
救助機関が救助犬を含めた救助班を再編成。
という流れを救助機関、救助犬隊共に2グループに分け、人、犬を変え2回に分け行った。
2回共に、現場被害想定、不明者人数を伏せたブラインド訓練で行った。
消防、警察、自衛隊の方々は、流石救助や連携のプロである。
指揮所、隊編成等を機関が別々の急造でも一気に作りあげていた。
必要な情報や把握が的確に行われていく。
救助犬を含めた救助班の移動、捜索、発見、救助状況、引継ぎ、報告がスムーズに行われていった。
訓練後には、記憶の新しい内に即座に意見交換を行い、機関側から救助犬側からの視点や疑問、改善点等を話し合った。
私個人は、救助犬隊側の情報統制や捜索方法の客観的把握が必要であると感じた。
救助機関の方々は、救助犬を利用した救助も上手くリンクしている様に感じた。
実働では、救助犬隊の情報統制と伝達だと強く感じる。
救助犬隊編成に於いては、団体間救助犬個々の捜索レベルの客観的把握が必要だと感じる。得意不得意、使用するしない含めた判断もあり得る。
現場把握する為の情報を得る力、状況説明能力を付ける事が必要である。
今回は他県から駆け付ける救助犬隊の受入れが課題であったが、今回の訓練には組み込めなかったと感じた。今後訓練や指揮にどう組込むか。協議やシステム構築を急ぎたい。
訓練を終えて、今後早い段階で協議が開催される。反省改善を確認し良き物にし落とし込む。
いつ起こるかわからない、有ってはならぬ災害
。起きてしまえば、一つとして同じ現場はない。
備えの大切さを感じる。
そこに救助犬ができる力を注ぎたい。
ご参加いただいた、福島県庁災害対策課、消防、警察、自衛隊、救助犬3団体の皆様、暑い中ありがとうございました。
最後に。
私にとってはQちゃんが繋いだ縁。ありがとう。