30年前に砂丘地にワインぶどうの木を植えたそうです。この場所を選んだ大きな理由は「テロワール」
その土地の個性と風土の特異性。土壌、気候、地形、生産者の技術などの共通性が土地特有の性格を作物に与えます。
新潟の角田山麓の土壌は砂地。ワインぶどうの栽培に適し繊細なワインが生まれるとのこと。
それから海に近く一年中海から西風が吹いていて病気になりにくい。夏場は雨が少ない。そして新潟であるにも関わらず積雪はほとんどないとの事。
特定地域、特定の地区、固有の畑から造られるワインは特有の個性を表すとされています。
福島にもワイナリーはあり、福島の個性が現れてくると思います。
コーヒーも全く同じです。スペシャルティコーヒーと呼ばれるものは、生産国だけでなく、あらゆる情報が把握できます。
その土地の個性と風土、農地の区画や農業技術と精製方法、品種、生産者…透明性を持ってしっかりと個性を発揮するものがスペシャルティコーヒーです。明確にそのテロワールが活きています。
コーヒーチェリーという果実の種子がコーヒー豆。つまりは当然ですが農産物です。ですので、どうしたって人間の手の及ばない変化が現れます。
福島の桃にしたって林檎にしたって同じで、毎年味わいも香りも変化します。
同じ生産者の同じ銘柄でも、年度によって変わります。それも含めてワインのように楽しんでいくのが良いかと。
焙煎もその時々の気候や豆の状態で都度変わります。そこが難しさでもあり楽しさでもあると思っています。
もちろん一定水準の安定性とフレーバーや味わいは確保してというのは前提です。
本日はお休みをいただいて、所用もありましたが、基本フラフラと思いつくままに。
ラストは信濃川に近い市街地辺りの「へぎ蕎麦」でおしまい。
明日は10時から18時まで。いつも通りにお待ちしてます。今週の夜カフェは金曜日ですのでお間違い無く。
#unit_coffee_stand