2025.09.08

.いつもの溝際に、いつもの無花果と、いつもの葡萄、然しその葉の茂りはすこし薄くなって、いくら暑くとも、いくら世間から見捨てら...


いつもの溝際に、いつもの無花果と、いつもの葡萄、然しその葉の茂りはすこし薄くなって、いくら暑くとも、いくら世間から見捨てられた此路地にも、秋は知らず知らず夜毎に深くなって行く事を知らせていた。
永井荷風 濹東綺譚

多分、東京の玉の井辺りは昔は色町。その風情というか名残が少しは残っているそう。

昔は賑やかだった路地もだいぶん静かに。ここらでは荷風の作品を読み耽られるカフェもあるそうで。

さて無花果…ほんの少しだけ頂きまして…本当に少し。この無花果を使って何か作ってみましょう。

手間がかかるのは嫌なので笑。いつもの感じでレアチーズかなんかでしょうか?ナパージュする無花果シロップと甘く煮た無花果で。

出来るかどうかは分かりません。

秋を少しずつ感じる中で、無花果や葡萄を楽しめるのは嬉しいですね。福島の秋は様々楽しめます…残暑含め。

秋になると夜は長くなり、静かに更けていきます。

星の間の線、形のあはれに短くほのかなるは心の幽かなるに由る…ブレンドも合わせて作って行きましょう。

明日はいつも通り10時から。ゆるりと18時までお待ちしてます。



#unit_coffee_stand

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