本校では「学力とは先天的なものではなく、努力によって伸びる」と考えています。したがって、入学時に高い学力は要求していません。公立小学校の授業での基礎事項が身についていれば大丈夫です。ホームページには過去の問題が掲載されています。秋には模擬入試が行われますので、ぜひ、受験してみてください。
生徒は県内外の各小学校から集まってきて、みんな初めて顔を合わせますので、すぐに友だちができます。入学してまもなく行われる2泊3日のオリエンテーションでは友達づくりの活動も多く取り入れています。その様子は行事紹介動画の中にもありますので、ご覧ください。
生まれつき勉強が好きだったり、得意だったりする人がいるでしょうか?私たちはいないと思っています。本校ではどの教科も小学校の復習などの基礎からスタートします。クラスや学校全体として、学習に前向きに取り組む雰囲気があるので、勉強がきらいな生徒も自分でも気づかないうちに勉強するのが当たり前になっていきます。勉強が好きになる仕掛けもたくさん用意しています。本来、「分かる」こと、「できる」ことは誰だってうれしく楽しいのです。
基本的に同じクラスで同じ授業を展開していますが、その中で一人ひとりに時間をかけて丁寧に個別の対応を図っています。週3回ある自習時間には、先生に質問することができます。もちろん、自習時間以外の休み時間などでも質問は大歓迎です。
中学3年生の夏に個別に進路指導をします。これまでの生徒のデータをもとに、生徒本人と家庭の希望を尊重しつつ、その生徒にとってもっともよい進路を指導していきます。成蹊高校の一貫コースに進学する場合も、一貫コース以外のコースを選択する場合でも受験は必要ありません。学校の方針としては、全員が一貫コースに進学できることを目標に、教員は力を尽くします。
成蹊高校には一貫コース以外にも特徴のある、3つのコース(特別進学コース・文理選抜コース・普通コース)があり、あらゆる進路をカバーしています。これらのコースに進学する場合でも、第1希望であれば、内部進学として、一貫コースへの進学と同様に、入試の免除、入学金の半額免除などの特典があります。ただし、先生方としては、全員が一貫コースに進学することを強く願い、そのために全力で指導しています。
もっとも大きな理由は「環境」です。ほとんどの人間は考え方や行動を環境に左右されます。周りの人がみんな努力していれば、それが当たり前と思うようになるし、誰も努力していなければ自分だけ頑張ることもできません。
成蹊には「首都圏型中高一貫教育」プログラムがあり、指導力・経験・熱意を持った先生方がいます。前期教育期間(中学1・2年生)に人間としてできなければならないことを「成蹊の当たり前」として、普段から意識した生活をするように促しています。学業にまじめに取り組むこともその中の一つです。もともと、勉強はまじめにやれば誰でも伸びます。そういった中で、東京大学や医学部など難関大学を希望する生徒には、どのレベルまで学力を高めれば合格できるかを知っている教員が、中期教育期間(中学3年・高校1年)から計画的に基礎学力を指導をしていきます。もちろん、難関大学以外を希望する場合も同様です。後期教育期間(高校2・3年)には応用の学習となり、高校2年生のうちに教科書を終え、高校3年の1年間は大学入試のための演習を行います。
まずは、人間としての器をしっかり作り、そこに予備校レベルまで含んだ学習プログラムが用意されています。これらを当たり前とする「環境」が難関大学合格を可能にしています。
もともと、中学校の時に同じ部活動や委員会でいっしょに活動していた先輩・後輩ですので、とても仲がいいです。共通の行事も多く、強歩などでは中学1年生から高校3年生までの縦割りのグループを作ります。みんな同じ経験をしてきているため、高校生は中学生の気持ちがよく分かります。また、同じ校舎内で生活し、中学生のうちから高校生(受験生)の様子を見ることができるので、自分もやがてあのようになるという意識が自然と育まれます。それが当たり前と思える環境も本校の特徴です。
体育の授業や、一部の行事などには共通のものもありますが、受験に向けたカリキュラムについては、教科書の進度がちがいますので、いっしょになることはありません。基本的に、中高一貫課程は6年間を腰浜キャンパスで完結するスタイルです。
電車通学、バス通学の生徒は大勢いて、ほぼ同じ時間に登下校しますので、先輩・後輩の区別なく、すぐに仲良くなって楽しく通学しています。乗車時間を活用して、読書やちょっとした勉強をしている生徒もいるようです。
中学時は、朝読書が始まる午前8時までに登校となります。ただし、遠距離通学で電車・バス時間の事情などがある場合は、担任に相談してください。学校内の活動は午後6時30分(12月~3月は午後6時)までです。それ以降は事情がある場合以外は全員下校となります。
中学校では人間的成長を目的とした、全員参加の部活動を週3回行っています。大会などにも参加します。土曜、日曜は特別な場合を除き、活動はありません。通常の中学校では高校受験がありますので3年生の1学期にある中体連で引退しますが、本校は高校受験がないので、大会後も中学3年生の9月まで活動を続け、後輩への引継ぎをします。10月に引退し、カナダ研修旅行の本格的な準備を進めます。高校生からは学習プログラムがあるため、部活動は行いません。
現在は「総合運動部」「卓球部」「文化表現部」「茶道部」の4つがあります。
積み立ては担当旅行会社とご家庭との契約になります。するかどうかはご家庭の判断になります。
費用は概算でカナダ(中3・3月)が30万円、カンボジア・ベトナム(高2・11月)が23万円です。その時点での為替レートや燃油サーチャージによって増減します。
※すべて、令和2年度の中学校時の参考データです。
〇授業料等の納付金・諸会費
初年度…753,000円
2年目からは出願料、入学金、特別納付金、入会金を引いて、508,000円。
詳細はホームページへ→こちら
〇行事・諸経費(必要物品、模擬試験代、行事費など、実費のみ支出し、残額は卒業時に返金)
3年間で36万円(1年:13,000円/月 2年:10,000円/月 3年:7,000円/月)。
〇制服
男子【冬服】約42,000円 【夏服】約17,000円
※他にオプション(Vセーター)
女子【冬服】約56,000円 【夏服】約20,000円
※他にオプション(カーディガン、ニットベスト)
〇運動着関連 22,480円(運動着、体育館用シューズ、グラウンド用シューズ)
〇携行品等 通学カバン17,545円 セカンドバッグ4,780円 上履3,260円
〇副教材費 約40,000円。
※1年生は辞書があるためもっとも高額。学年が上がると低くなっていく。
ありません。保護者の方にお弁当を持たせていただくよう、お願いをしておりますが、都合がある時は、朝、パンの注文ができます。飲み物は校内の自動販売機で購入できます。
現在はありません。検討事項となっています。