2019.08.30
陸上競技クラブ、堂々のアベック優勝
8月26日㈪~28日㈬に福島市信夫ヶ丘競技場で行われていた新人陸上競技県北大会で、本校陸上競技クラブが男女アベック優勝を果たしました。
男子は21種目中5種目に優勝し、トラック競技1位、フィールド競技2位で総合優勝。女子は21種目中、なんと11種目に優勝。トラック1位、フィールド1位で総合優勝。総合得点は146点で、2位に100点以上の差をつけての圧勝でした。
昨今、高校生のスポーツに関し、監督の選手起用の問題や政治の問題など、さまざまな議論が渦巻いているように感じます。何が正解かは分かりませんが、高校生のスポーツ活動(部活動)は、あくまで「教育」であることを忘れてはならないと思います。現在は同じスポーツをするにも、クラブチームに所属するか、高校のチームに所属するのか選択できる(選択しなければならない)競技もあります。クラブチームについては経済などのさまざまな論理が働くのはやむを得ないでしょう。しかし、高校生の部活動においては、「人間として成長する」という目的のための手段としてスポーツをしているわけです。
成蹊の陸上クラブのモットーは「凡事徹底」です。当たり前のことであっても手を抜かず、一つ一つきちんと対処する。そういう環境の中で、人間的成長と選手としての成長が絡み合うように進んでいきます。そのことは他のクラブも同様で、全国大会常連の水泳はもちろん、「勝てば良い」「部活さえ頑張っていればいい」という考えのクラブはなく、顧問からは勉強や生活についても、うるさいくらい徹底した指導があるように見えます。これも「桃李の精神」を持つ成蹊の伝統の現れなのだと思います。
廊下で、陸上競技クラブのある生徒に出会い「優勝してたね、おめでとう」と声をかけたら「ありがとうございます」と言いつつも、はしゃいだ様子はありませんでした。すでに次を見据えているように感じられました。
ところで「アベック」って何のことか、今の高校生は分かるんですかね。
大会の結果はホームページでどうぞ!
福島成蹊高等学校ホームページ→http://www.f-seikei.ed.jp/hs/

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