2019.09.12
放射線が見えた!? ~福島フィールドワーク事前講演会~
「福島フィールドワーク」は高校特進コースの行事です。「福島の自然や農作物等について体験的に学び、将来、福島のことを自らの体験を通して語れるようにする」「震災・原発事故について正しく学び、福島の復興のために風評被害等を払しょくできる人材となる」ことを目的としています。
今年は9月21日に実施予定で、双葉郡の「東京電力廃炉資料館」「特定廃棄物埋立情報館『リプルンふくしま』」を訪れた後、相馬郡新地町で地元の食材を使って野外炊飯を行います。
本日はその事前学習として、環境再生プラザアドバイザーの安藤宏先生を講師にお招きし、放射線の基礎について学びました。施設見学で見る情報や、説明をより有効にするため、そもそも放射線とは何なのか、8年前に飛び交った「シーベルト」「ベクレル」ですが、これらはどんな意味があり、どう違うのか。現実的にどのくらいの数値なら問題があり、どのくらいなら気にしなくてもよいのか、などを科学的に分かりやすく解説していただきました。また、その場で放射線(正しくは放射線が飛んだ跡)が見える実験も演示してくださいました。アルコールを用い、飛行機雲の原理で見えるようにしているとのことです。
特進コースでは、高校卒業後には県外に出る生徒も多くいます。真の復興がもたらされるよう、一人ひとりが福島のスポークスマンとして現状を伝え、広めていってくれたら、福島で暮らす私たちにとってもうれしい限りです。
動画:演示実験「放射線の飛跡」→https://youtu.be/tJPnWKrijnY
福島成蹊高等学校ホームページ→http://www.f-seikei.ed.jp/hs/
福島成蹊中高一貫ホームページ→http://www.f-seikei.ed.jp/jhs/

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