今年も
ひな人形を飾る季節となりました。
本校は、平成15年度まで女子高校だったこともあり、以前の理事長先生が寄付してくださったひな人形を、毎年、上浜キャンパスの玄関先に飾っています。八段もある立派な物で、手入れも行き届き、色あせる感じもありません。
最近、こういった伝統が急速に衰えているように感じます。しかし、先日のある国語の模擬試験で「旧来の文化を基準に現在の文化を見るのは間違いである。現在は現在の生活のリズムがあるのだから、現在の文化は現代という時代を背景に考えるべきだ。」という主旨の文章がありました。なるほど…と思わされました。ただ、根幹には「思い」があるのは変わらないでしょう。ひな祭りであれば「女児の(本校であれば「生徒の」)すこやかな成長を願う」思いがあって、それがさまざまな形となって現れる。それがひな人形でなくともよいわけです。
「今の若い者は…」という言い回しはエジプト時代からあったと言われています。どの時代の人々も、次世代には不満や不安を持っていたということです。新たな時代には新たな文化が生まれていくということですね。
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