本校の中高一貫コースが始まって今年で12年目となりました。
これまで、一貫コースの中学部から高等部に進むには、
「高校課程資格検定試験」
通称「高検」での基準をクリアすることが第一条件でした。
中学3年生の1学期末に「高検」を実施し、その後は高校課程の学習に入っていくという流れです。
これは、今年度の中学3年生(10期生)まで適用され、実施されてきました。
次年度の中学3年生(11期生)からは、この「高検」システムを廃止し、
外部模試を活用して学習到達度をしっかりと見極め、
生徒、保護者とじっくり面談をして進路を選択していくというシステムに
大きく変化することになりました。
これにより、従来のシステムよりも早い段階で大学受験を見据え、学習に励むことができると考えています。
本校の中高一貫コースは、「東京大学」や「医学部」など、難関大学現役合格を目指すコースです。
入学後は、生徒一人ひとりが高い志を持ち、学校生活に励んでいますが、
「慣れ」や「目の前のことで精一杯」という日常が繰り返されていくと、
誰でもそうだと思いますが、
本来の目標を見失ってしまったり、モチベーションが低下したりしてしまいます。
中学2年後半から中学3年時は特にその傾向に陥りやすいです。
いわゆる「中だるみ」の時期です。
そのような時期に、目標と自分の到達度、ギャップを確認し、
今後どのような方向に突き進んでいきたいのかを冷静に考え、
意識・行動を変えていくことが、中だるみ脱出に必要なのです。
今度の中学3年生(11期生)には、この変化をポジティブに捉えるとともに、この関門をしっかりと突破し、
自信を持った上で、自分の夢や目標に近づけるような日常に変化させていってほしいと思います。