「第1線で活躍されている造詣の深い先生方から講演をいただき、学問的興味関心の裾野を広げるとともに知識教養を養う。」ことを目的に、毎年行われている教育講演会。本年度第1回目の講演会を6月5日におこないました。今回は東北大学理学研究科(物理専攻)准教授 齋藤真器名 先生をお迎えして行いました。
先生が学ばれた京都大学の魅力や取り組まれている研究の話、大学入学までの勉強についてもお話いただきました。
京都大学での自由な学問環境のなかで齋藤先生が感じたことや、2年間で必要な単位を取得し、残りの2年間ではやりたい研究をしたり海外を訪問し様々な経験をされたお話もありました。大学院での研究生活は、限界まで勉強して、十分に寝て、限界まで勉強するを繰り返したそうです。寝ながらも研究のことを考えていたとおっしゃっておられました。
研究されているガラス転移の基礎研究や社会貢献についてのお話もありました。ガンマ線のブラック散乱など専門的な話もありましたが、生徒は興味をもって聞き入っていました。途中にはクイズも準備されていて、正解者には賞品も準備されていました。
今日の講演を聞いて、京都大学や大学で学ぶことへのモチベーションがあがったのではないでしょうか。そのくらい先生の講演は興味深く、楽しいお話でした。
福島成蹊中学校高等学校一貫コースでは、学校で学べないことを学ぶ機会を設けております。保護者の方々にも多数ご来校していただき、同じ時間を共有することができました。
お忙しい中ご来校いただき、ご講演をいただきました齋藤先生には感謝申し上げます。