「教育講演会」を行いました（中高一貫コース）

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「教育講演会」を行いました（中高一貫コース）

　２月１６日(木) 、腰浜キャンパスで、中学生と高校一貫コース生を対象に「教育講演会」が開かれました。

　教育講演会は「第一線で活躍されている方から、造詣の深いテーマの講演をいただくことで、学問的興味関心の裾野を広げるとともに、知識、教養を養う」ことを目的に、年に２回実施されています。
　
　今年度第２回となる今回の講演会では、防衛医科大学校臨床検査医学講座助教の桂田由佳（かつらだゆか）先生を講師にお招きし、「医官の仕事に活きる学生時代の経験」の演題でご講演いただきました。

　桂田先生は宮城県のお生まれで、古川学園高等学校に進学して、そこで現在は本校校長である本田哲朗先生と出会いました。“燃える進学教育”の指導スローガンのもと高校生活を送り、そして東京大学や気象大学校、防衛医科大学校に合格し、防衛医科大学校に入学。現在は医学博士として防衛医科大学校臨床検査医学講座助教‐病理医として勤務されています。

　今回の講演会は本田校長との高校時代のご縁により実現しました。

　高校時代のこと、防衛医科大学校のこと、医官の仕事について、病理医の仕事についてなど、幅広くお話しいただきました。

　特に高校時代のお話では、本田校長先生が関わっているだけに、成蹊と桂田先生との学生生活には近いところが多く、生徒たちは食い入るように講演を聴いていました。中でも、高校時代のつらかった経験が現在の仕事や生活にどのように活きているのかをお話しいただいているときには生徒たちが頷きながら聴いている様子が見られました。本校でも実施されている強歩などの鍛錬行事は、ともすれば時代錯誤などと揶揄されることもありますが、実際にやりきった卒業生は「あの大変さを経験したから、今、苦しいときも乗り越えられる」と言います。中学・高校生という若い時期に苦労を乗り越えた経験の大切さなどもお話しされました。

　また、現在、防衛医科大学校に在籍している２名の本校卒業生の近況についてもお話ししてくださいました。

　講演後には生徒たちから質問をさせていただき、代表生徒がお礼の言葉を伝えました。

　先日は福島県立医科大学医学部合格の報をお伝えすることができましたが、中高一貫コースの進学目標の一つとして「医学部合格」を掲げています。自分たちと同じ学校生活を送った桂田先生が、医師として第一戦で活躍されていることは生徒たちにとって大きな励みになったと思います。

　今年度の教育講演会はこれで終了となりますが、次年度以降も生徒たちの学問的関心の裾野を広げ、教養を養ってまいります。