卒業生講演会を行いました！

福島成蹊中学校・高等学校

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2024.07.23: 「ホームカミングデー」初開催！

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2024.07.17: 第１回保護者説明会

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2024.02.15: 第３０回成蹊展　始まりました

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卒業生講演会を行いました！

　９月３日㈰、腰浜キャンパスで「卒業生講演会」を行いました。

　これは本校の中高一貫コースを卒業し、難関大学に進学した方を講師としてお招きし、成蹊での生活のこと、受験のこと、今の学業や職業について、その他、自分の体験をお話していただくイベントです。

　今回は３人をお呼びしました。うち、東京大学４年の佐々木くんは急な事情のためリモートによる参加となりましたが、東北大学４年の菅野さん、福島県立医科大学医学部を卒業し医師として勤務している二瓶さんが来てくれました。また、菅野さんの同級生３人も「応援」に駆け付けてくれました。

　難関大学に合格した方々なので、すごい人なんだろうと思われるかもしれません。しかし、講演の内容は、ほぼ逆と言ってもいいものでした。

　佐々木くんは成蹊での生活を「失敗がたくさんできる６年間」として、「さまざまにチャレンジして、失敗して、その中から自分のやり方を見つけていくことが大切」と言っていました。

　菅野さんは、「友だちがいたからこそ受験を乗り切れた。苦しい時間を共有した友人は今でも大切だし、一生の付き合いになると思う」と、「応援団」の３人を見ながら話していました。

　二瓶さんは、学習合宿を休もうと決めていたけど、それを乗り越えたことで意識が変わっていったこと、自分には医学部は無理と思っていたけど、少しずつ成績が伸び、また、校長先生からの助言でチャレンジを決意できたこと、などを話してくれました。

　「苦しくてもあきらめるな」というのは常套句であり、言うのは簡単です。しかし、それを経験し、実践した人の言葉には重みがあります。参加した小学生や保護者の皆さんも真剣に耳を傾けていました。

　私たちも、講演を聞きながら、一人ひとりの人間としての意識や実践の高さには驚き、感心するばかりでした。「青は藍より出でて藍より青し」と言う言葉があります。かつての「生徒」が成長し、師を超え、社会に貢献している姿を見るのは教員としてはもっとも働きがいを感じるときかもしれません。