心を育み、叡智を究める。福島成蹊の首都圏型「中高一貫教育」

　３月１日㈭、第６９回卒業証書授与式を挙行しました。

　卒業生３１２名全員の呼名の後、本田哲朗校長より代表の生徒へ卒業証書が授与されました。続いて、学業や部活動や皆勤等で成果を上げた生徒が表彰されました。
　※表彰者はホームページに掲載しています→http://www.f-seikei.ed.jp/jhs/wp/report/668.html

　衆議院議員の金子恵美様をはじめとして心のこもった式辞、祝辞をいただいた後、在校生の送辞に続いて代表の卒業生代表の生徒が答辞を読み上げました。「当たり前のように会えるのは今日が最後です」のくだりには学校生活を思い出して目を赤くし、次の式歌「仰げば尊し」「蛍の光」では涙をこらえきれない生徒も見られました。

　大きな拍手の中、退場する卒業生一人ひとりの顔は自信と充実があふれているように見えました。

　式に続き、クラスごとにＨＲ を行い、担任より一人ひとりに卒業証書が手渡されました。最後のＨＲにはクラスのカラーがあらわれ、卒業生たちは、笑いあり涙ありの感動的な時間を仲間たちや保護者の皆様と共有したようです。

　国際情勢の暗雲やＡＩの発展など、今、世界は大きく変わろうとしています。この卒業生たちが社会の中心となるころには現在とは全く異なった世界になっていることでしょう。しかし、その中心に人間同士のつながりがなければならないということは間違いありません。百余年変わることのない校訓「桃李不言下自成蹊」。成蹊で３年もしくは６年を過ごした生徒たちは「桃李の精神」の継承者です。彼らが社会で活躍することで桃李の精神が広まっていき、未来への希望が開けていくことを祈念して、旅立ちを見送りたいと思います。