福島成蹊学園の教育目標の一つに「これからのグローバル社会において、
多様な文化を理解し、課題解決に向けて
果敢にチャレンジする心を育む」というものがあります。本日は、福島成蹊中学校・高等学校の全校生が、講師に
NPO法人シーエスアールスクエア理事長の
宍戸仙助氏による
『東南アジアの子どもたちの瞳の輝きに学ぶ』という演題の講演会を聴講しました。
折角の機会なので、講演後に聞いた一部の
中学生の感想を紹介します。
◇貧しい国であるラオスの子供たちが、東日本大震災で苦しむ日本の子供たちのためにお金を集めて届けた話に胸が熱くなりました。
◇援助されて終わるのではなく、先進国の友達に対しても援助し返す、助け合いの精神が素晴らしいと思った。
◇最後に紹介してもらった、五体不満足のニックさんが人のために生きている姿からも勇気をもらいました。
◇戦争の影響でクラスター爆弾などの不発弾が残っている中で、生活したり、学校に行ったりしている環境が日本とは大きく異なり、衝撃的でした。
◇私は大人になるのが当たり前の国に生きている。
◇世界中の貧しいことどもたちに対して、できることからはじめたいと思った。
どちらかというと
日本は「安定した生活がしたいから」「将来ゆとりが欲しいから」という理由で将来の夢や目標を選ぶ子どもが多いように思います。それぞれに事情はありますから、決して批判するつもりはありませんし、一概にそうともいえないという反論もあるでしょう。しかし、恵まれない状況の中でも「
人の役に立ちたい」という夢を持っている東南アジアの国々の子どもたちの話を聞くと、やはり
感じずにはいられない何かがあります。
先生は講演の中で、
一度も、「だから君たちは援助しなければならない」とか「だからもっとまじめに生きろ」などと本校の生徒には
おっしゃいませんでした。そうせずに、事実を伝え続けました。私はこの姿勢にこそ、本校の教育目標を具現化するヒントが隠されているように思いました。
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