バッキバキのライブキッズだった私がアイドルを作り出したときの話。#Hapipa #福島 #アイドル #メンバー募集 | FUKUSHIMA NEO IDOL PROJECT

今でこそ日本中のロックフェスにアイドルが出演するのは当たり前になりましたが、今回は遡ること15年ほど前のお話。


当時の私はいわゆるライブキッズってヤツでした。毎週末にはライブハウスにいってもみくちゃになって拳を上げて頭振って翌日には全身筋肉痛になってるような感じの若者。
バンドマン時代もありましたので敬愛する音楽は基本ロック。
邦ロックなポップスも良いけれど、もっとパンク寄りな音楽が好きでした。（いまでも私の中ではGEEKS というバンドが1番カッコいいと認定されています。）
アイドルに関して言えば
「興味ないわけじゃないし嫌いなわけでも全然ない。AKB流行ってるよね。KARA可愛いよね。少女時代脚長いよね。Perfumeの音楽好きだわぁ。」程度の知識くらいでした。

これはその後にアイドルグループを作った後のシーンのあるあるなんですが、一時期バンドで活躍していた人たちがアイドル業界に大量に流入してきた時代の流れというものがありました。私はそのことを後から知ったのですが、結局盛り上がってるシーンに人が流れるのは当然のことだよなと大人になった今なら分かります。

じゃあそのことを後から知った私が何故アイドルを作ったのかと言えば、これは色んなところで書いたり喋らせてもらったりしてますが2011年の東日本大震災がきっかりです。
色んなところで書いてるので今回は深くは書きませんが、とにかく「福島を内側から盛り上げる」「福島県外の人に福島にきてもらう」を考えたときに私に考えついたものは「アイドルを作ろう」しか無かったのです。

その頃のアイドル業界というのは今のほど市民権を得ていなかったように思いますが、AKB48の大躍進などもあって業界はとんでもない盛り上がり方をしていて、ちょうとわその頃にご当地キャラクターがメディアを賑わせていたこともあり「ご当地から何かする」には絶好の機会だったこともあります。

当時バンドマンで20歳だったかの私は早々に自分のステージ側での才能に見切りをつけ（賢明です）、右も左も分からないアイドル業界へ一歩踏み出したのでした（大博打です）。

思えばいまHapipa!制作の為にやっていることはすべてその時に作ったグループのときにやっていたことの上位互換性でして、当時はほんとになんにも分からないからとりあえずチラシ作って後輩に駅前で配りまくってもらってました。
そんなことをしている間にちらほら応募が増えていき、福島で初めてのアイドルグループということでテレビ、ラジオ、新聞、雑誌にも取り上げて頂き当時の私は完全に調子に乗ってなんとかグループを立ち上げたのでした。

当時はグループを作ったは良いものの、その後に何したら良いか分からずメンバーにも関係者にも迷惑を掛けたものですが、翌年以降はCDデビューやら仙台・東京遠征やら大手タイアップやら色々とやらせてもらえることとなり、これもHapipa!制作の為の貴重な財産となりました。

ライブキッズでロックしか聴かなかった私がアイドル運営をやってこれた理由のひとつに「ジャンル関係なく音楽が好きだったから」という理由があります。
ロックは好きだけどロック以外は音楽じゃねぇなんていうほどの過激派でもなく、普通にライブハウスなどで共演させて頂くアイドルさん達を見て「あ、普通にちゃんと良い曲〜」とたくさん感じたことを思い出します。
そりゃそうなんですよね、私の好きなロックの畑出身の人たちが音楽作ってるんですから。笑

なのでいま全国のロックフェスに出演しているアイドルさん方が迎え入れられるのもなんとなく分かる気がします。やっぱりみんな楽しい音楽が好きなんですよねシンプルに。

なので私はこれからもロックが好きですし、だからこそアイドルの楽曲も好き。
ライブハウスでたくさん遊ばせてもらったので、今度は私がライブハウスで楽しんでもらえるようなものを作る番だと思っています。
みんなで拳上げて叫んで頭振って筋肉痛になって、それでも「また学校や仕事がんばって週末にはライブに行くぞ!」と思ってもらえる日常の中の非日常を作るお仕事。
それがアイドルでありアイドル運営のお仕事なのです。


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