福島市の自立訓練・就労移行支援 「福島市就労支援凸」

福島市就労支援凸

2026.09.21

#132【代表ブログ】カントリーマウム補充から学ぶ自走の仕組み

こんにちは!

 

福島市就労支援凸(でこ)の代表、

遠藤一歩です。

 

このブログは、

私が日々の支援や運営の中で感じた

「気づき」を基に言葉にしています。

 

 

◆ 「私の指示通りに動かない」のは、スタッフのせいではなかった

 

会社経営者として、施設代表として、

私からスタッフに指示を出す行程はゼロにはなりません。

 

そんな中で、私は

長年ある悩みを抱えていました。

 

それは

「自分の指示通りにスタッフが動かない」

という点です。

 

「なぜ思った通りに動いてくれないのだろう」

と以前はもどかしく思うこともありました。

 

実はそれはスタッフのせいではありません。

 

原因はひとえに、私の伝え方にありました。

 

「これくらい言えば分かるだろう」

という私の思い込みから、説明が不足し、相手に

「どう判断していいか分からない曖昧な余地」

を残してしまったりしていたのです。

 

 

50歳を過ぎて、私はようやく

「今の説明、伝わりましたかね?」

とスタッフに丁寧に確認し、

観察するようになりました。

 

そうして「どこに迷っているのか、何が不明なのか」

を一つずつクリアにしていくと、

手順が明確になり、

スタッフは驚くほど迷いなく、

スムーズに行動を起こせるようになったのです。

 

 

◆ カントリーマアム補充で起きていた「謎の冷戦」と、猛省した私の説明不足

 

この「曖昧な指示」が招くすれ違いを痛感した、

事業所内での小さな、しかし大きな気づき

となったエピソードがあります。

 

凸(でこ)では、利用者さんの小腹を満たすために、

「カントリーマアム」を常備しています。

 

ある日、スタッフが良かれと思って

「カントリーマアム」を補充してくれたのですが、

そのやり方が私の考えと合わず、

私がぶつくさと文句を言いながら

自分で並べ直してしまったことがありました。

 

私のそんな態度を見たスタッフは、

「余計な手出しをして怒られたくない」と恐怖を感じ、

それ以来「カントリーマアム」の補充に

一切手を出さなくなってしまったのです。

 

結果として、私が毎日ぶつぶつ言いながら

一人で補充を続けるという、

機能不全状態が長らく続いていました。

 

そこで私は、ただやり方を押し付けるのではなく、

「カントリーマアム」補充の

「理由・手順・ゴール(目指すべき理想の状態)」を

徹底的に言語化して、

スタッフに共有することにしました。

 

  • なぜやるのか(理由)

    「カントリーマアム」の在庫が少なくなっていると、利用者さんは

    「自分が食べたらなくなってしまうかも」

    「遠慮した方がいいのかな」

    と不安や気まずさを感じてしまいます。

    利用者さんに「いつでも安心して食べていいんだよ」

    という「安心感」を届けることこそが、

    凸(でこ)が最も大切にしている支援です。

    だからこそ、減ったらすぐにこまめに

    補充する必要があるのです。

     

  • どうやるのか(手順)

    「カントリーマアム」には4つの味があります。

    それぞれの味のバランスを見ながら補充し、

    新しく箱から出すものは下に、

    すでに並んでいる古いものは上にして、

    上手に循環(先入れ先出し)させていきます。

    これにより、古いものを食べてしまうリスクを軽減しています。

     

  • 何を目指すのか(ゴール)

    「カントリーマアム」スペースが常に

    きれいに満たされており、

    利用者さんもスタッフも、誰も

    ストレスを感じずに安心して

    「カントリーマアム」を楽しめる状態を作ること。

     

この「理由・手順・ゴール」をしっかりと伝えた瞬間、

スタッフの動きは劇的に変わりました。

 

現在では、

私が何も言わなくても「カントリーマアム」は

常に美しく補充され、

誰もストレスを抱えることなく

心地よい仕組みが回っています。

 

私の独りよがりな説明不足を深く猛省した出来事でした。

 

 

◆ 「曖昧な指示」は、発達障害の特性を持つ人をフリーズさせる最大の天敵

 

この「理由や手順が分からないと、人は動けなくなる」

という仕組みは、

発達障害や精神疾患を抱える利用者さんの支援、

そして企業での障害者雇用においても全く同じ、

最も重要な原理原則です。

 

脳の特性(実行機能の弱さなど)から、

次に何をすればいいか判断に迷うような

「曖昧な状況」に直面したとき、

当事者の方は頭の中が混乱し、

強い不安や不快感に襲われます。

 

そして、その不快なストレスから脳を守るために、

一時的にフリーズしてしまったり、

無意識のうちにスマートフォンを手に取って

動画やゲーム(すぐにドーパミンを得て安心できる手段)

に逃げ込んでしまったりするのです。

 

これは本人の怠けや意志の弱さではありません。

 

「次に何をするべきか、手順が分からない」

という環境側のノイズが生み出している反応なのです。

 

 

◆ 「わかれば動ける」心地よさを、スタッフから利用者さんへ繋ぐ環境設計

 

カントリーマアムの補充を通して、

「手順と理由がわかれば、迷いなく安心して動ける」

という心地よさを身をもって

体験した凸(でこ)のスタッフだからこそ、

その確かな体感をもとに、

利用者さんへ質の高いアプローチを行うことができます。

 

私たちは、働く現場や訓練の中で

「わからない状態、迷う瞬間」

を徹底的に作らないための環境設計(構造化)を

大切にしています。

 

「なぜこの作業をするのか(理由)」

「どういう手順で進めるのか(手順)」

「どうなれば完成なのか(ゴール)」

 

これらを曖昧にせず明文化し、

あなたの特性に合わせた分かりやすい設計を一緒に整えていきます。

 

「頑張りたいけれど、何から手をつけていいか分からない」

と悩んでいるなら、焦る必要は一切ありません。

 

凸(でこ)のクリアで安心できる環境の中で、

一つひとつの「わかる」を積み重ね、

一緒に確かな自信を育てていきましょう。

 

 

◆ 福島市就労支援凸(でこ)

 

自立訓練(生活訓練)・就労移行支援・就労定着支援

[見学・相談のお申し込みはこちら] https://forms.gle/GavsQwRRMJjKHFWZ9

 

 

💬 「指示が曖昧で、次に何をしていいか分からずフリーズしてしまう」

「周りの目が気になって質問もできない」

と一人で悩んでいませんか?

 

凸(でこ)では、あなたに

「とにかく頑張れ」と

曖昧な努力を求めることはしません。

 

まずは手順や理由、

ゴールを一緒に細かく整理し、

迷わず安心して一歩を踏み出せる環境を整えて待っています。

 

まずはその「動き出しづらさ」や不安を、

私達にそのまま聴かせてくれませんか?

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