こんにちは!
福島市就労支援凸(でこ)の代表、
遠藤一歩です。
このブログは、
私が日々の支援や運営の中で感じた
「気づき」を基に言葉にしています。
◆ 他の選択肢を受け入れられない。ASDにおける「こだわり」の真実
福島市就労支援凸(でこ)では、
自閉スペクトラム症(ASD)の特性がある利用者さんと
毎日多くの時間を共に過ごしています。
そうした日々の支援の中で、
特に難しさや奥深さを感じるのが「こだわり」の強さです。
世間一般で「こだわり」と言うと、
「臨機応変さに欠ける」といった
ネガティブなニュアンスで使われることもあれば、
「職人のこだわり」のように
好意的に受け取られることもあります。
そのため、
「他にも選択肢があるのではないか」
「別の魅力的な代替品を提案すれば
納得してくれるのではないか」と周りは考えがちです。
しかし、
ASD当事者の方にとってのこだわりは、
そうした選択の余地があるものではありません。
「自分にとって受け入れられる唯一のもの
(それ以外は全く価値を持たない)」
という極めて切実で
代替のきかない存在なのです。
肌着や日常のルーティンなど、
世界に一つしかないものや
希少なものに強いこだわりの対象がある場合、
それが
壊れたり手に入らなくなったりしたとき
のショックは計り知れません。
他の代替品をどんなに提示されても、
本人にとっては意味をなさないのです。
◆ 周囲が無理に変えようとしない。喪失感に寄り添い、医療の力を借りる姿勢
では、
どうしても代替品が存在しない場面に
直面したとき、周りの支援者やご家族は
どう向き合うべきでしょうか。
大切なのは、
「本人のこだわりを周囲が無理やりコントロールしたり、
別のものに妥協させようと矯正したりしない」
ということです。
コントロールできない現実は、
コントロールできないものとして
受け止めるしかありません。
周囲ができるのは、
大切なものを失った本人のショックや
喪失感に静かに寄り添い、
どのような不利益が生じるかの見通しを
一緒に整理することくらいです。
最終的にどう生きるか、
どう選択するかは、
支援者ではなく本人が決めるべき領域だからです。
そして、
こだわりの破綻によって
強いパニックや感情の大きな波、
不快感が生じてしまう場合、
それを本人の意志や自制心だけで
抑え込ませようとするのには限界があります。
無理に感情をコントロールさせようと
「いじくり回す」のではなく、
限界を超えたときは適切に
医療機関(主治医)の力を借りることが、
本人を守るための極めて有効で現実的な選択肢となります。
◆ 診察メモと訪問看護。凸(でこ)が実践する「医療と繋がる」仕組み
就労支援事業所として、
私たちが大切にしているのは「医療との適切な連携」です。
心療内科や精神科の診察時間は、
短時間で終わってしまうことが少なくありません。
短時間の中で自分の状態を
正確に主治医へ伝えることは、
当事者の方にとって非常にハードルの高い作業です。
そこで凸(でこ)では、定期受診の前に
「睡眠の状態」
「イライラや気分の波」などを
3択で簡単に振り返れる「受診前メモ」を作成し、
印刷してお渡しする仕組みをルーティン化しています。
また、
通所施設である私たちが
直接踏み込めない
ご自宅での生活面(服薬管理や睡眠環境など)に
問題がある場合は、
必要に応じて訪問看護と連携を取り、
看護師さんに服薬状況の確認や
生活フォローに入っていただく環境調整をご本人にお勧めします。
本人の努力不足として責めるのではなく、
医療や専門機関とタッグを組み、
正確な情報共有のもとで
環境を整えていくことこそが、
安心した日常生活を取り戻すための
確実なステップになります。
◆ 福島市就労支援凸(でこ)
自立訓練(生活訓練)・就労移行支援・就労定着支援
[見学・相談のお申し込みはこちら] https://forms.gle/GavsQwRRMJjKHFWZ9
◆簡易診断
・適職診断
https://www.decofukushima.com/decoshinban
・自立訓練(生活訓練)と就労移行どっち?
https://www.decofukushima.com/%E8%87%AA%E7%AB%8B%E8%A8%93%E7%B7%B4
・企業様向け障がい者雇用立ち上げ準備チェック
https://www.decofukushima.com/forcompanys-html
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◆最後に
「自分のこだわりや感情をコントロールできず、パニックになってしまう」
「周りに理解してもらえず、自分を責めてしまっている」
と悩んでいませんか?
ご家族の方も、
ご本人の強いこだわりやパニックに
どのように寄り添い、
医療やサポートに繋げればよいか
苦しまれているかもしれません。
凸(でこ)では、
あなたの特性やこだわりを無理に変えよう
とするのではなく、
主治医や医療機関とも連携しながら、
あなたが安心して過ごせる環境と仕組みを
一緒に作っていきます。
一人で抱え込む必要はありません。
まずはあなたやご家族の「今の思い」を、
私達にそのまま聴かせてくれませんか?