2019.03.06
カナダ研修旅行(中学3年生)⑦成蹊のカナダ研修とは
旅行団は現地時間の3月5日㈫13時10分にバンクーバー空港を立ちました。約10時間のフライトを経て成田着が日本時間の3月6日㈬16時30分で、ここで時差が精算されます。成田から貸し切りバスで福島へ向かい、学校着は本日3月6日㈬22時の予定です。
私が初めて海外へ出たのは28歳の時でした。それ以降、何回か海外旅行を経験しましたが、行った場所と自分がつながっているという感覚があります。たとえば、新年のニュースではニューヨークのタイムズスクエアでのカウントダウンがお決まりのように報じられますが、自分がニューヨークに行く前でしたら、そのニュースはただの「情報」に過ぎませんでした。しかし、今は自分に関係することとして自然と「意識」が向いていきます。そして、その意識が自分のものの見方や考え方にさまざまな影響を、たとえば自分の教員としてのキャリアにも影響を与えていることが実感されます。
私が28歳の時は職業も決まり結婚もしていましたが、生徒たちはまだ無限の可能性を秘めている15歳でそれを経験します。しかも、ただの観光ではなく、現地のありのままの暮らしの中で、また、異文化の同じ世代の人間とも短い時間ではありますが、深く関わり合います。その経験が彼らの人生観や職業観に自然と組み込まれて行きます。
本校ではカナダ研修を中学校課程の総決算と位置づけています。一人だけでホームステイをしても適切に行動できる生活力、物怖じしない社会性、自分で判断できる自主性、コミュニケーションできる英語力、日本文化の継承者としての意識…。21世紀を生きる人間として必要な、そういったさまざまな基礎的スキルを3年間で涵養し、この研修でそれを実践します。
生徒たちは3年間が凝縮された、たいへん密度の濃い時間を過ごし、福島に戻ってきます。その様子は明日、ホームページに掲載しますので、ぜひご覧下さい。
福島成蹊中高一貫ホームページ→http://www.f-seikei.ed.jp/jhs/
ブリティッシュ・コロンビア州議事堂の夜景
(この光景は貼り絵になって本校生徒ホールに飾られています)

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