ビクトリアには観光地も多く、生徒たちも訪れたビーコンヒル・パークには義足のランナー、「テリー・フォックス」の像があります。テリー・フォックスは大学生の時、骨肉腫で右足を切断した後、がん研究資金を集めるため北米大陸を横断する「希望のマラソン」を開始しました。バンクーバー島を目的地に義足で毎日42kmを走り続けましたが、がんが転移し、143日目で断念。1981年6月28日、22歳の若さでこの世を去りました。それ以後、毎年、がん研究資金を募る「Terry Fox Run」が世界中で開催されています。テリー・フォックスは「偉大なカナダ人」で2位に選ばれたり、硬貨に刻まれたりするなど、カナダの人々から愛され続けています。