福島成蹊よくある質問


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2023.01.23

古関裕而先生が残した「秘めた力」とは…?

 福島市出身の作曲家、古関裕而先生の野球殿堂入りがニュースになりました。

 日本を代表する作曲家である古関先生ですが、2020年のNHKの朝ドラ「エール!」を通じて、その知名度や評価もゆるぎないものとなった感があります。

 その際に本校校歌も話題となり、NHKのテレビ番組でも取り上げていただきました。

▶HP「TV『はまなかあいづTODAY』で本校校歌が紹介されました」→こちら

▶HP「2回目のテレビ放映がありました」→こちら

 本校には古関先生自筆の楽譜が残されています。今回の殿堂入りを機に改めて見ていたところ、テレビ取材の際に記者の方がつぶやいていた、ある言葉が思い出されました。

 それは、古関先生は校歌の楽譜の最初にどんな歌い方をするか書き込むのですが、その内容のことです。

 他の校歌の場合、「元気に」「堂々と」のような、明るい歌い方を示していることがほとんどだそうです。しかし、本校の場合は「優美に、そして秘めた力をもって」とあるのです。多くの校歌を取材している記者さんですが、この内容は「珍しい、ほかで見たことがない」ということでした。

 当時は「福島成蹊女学校」でしたので、「優美に」は分かるとして、「秘めた力」とは・・・?

 校歌が作曲されたと目されるのは昭和13年です。翌、昭和14年からは第2次世界大戦が起こり、太平洋戦争へとつながっていくその前年。日本の社会にも混乱へと進んでいく何らかの兆候はあったのかもしれません。そういった中で、女性の力を発揮することの意義、また、そのための教育について、古関先生も何らかの思いがあったのでしょうか?

 時代も変わり、男女の社会的な差は消える方句に進み、本校も共学となっています。上記もほとんどは憶測にすぎません。古関先生の足跡が野球という分野からも大きな評価を受けたことをうれしく思ったついでに、ふと思いをはせてみました。






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