福島成蹊よくある質問


新着情報

2023.02.03

ひな人形の秘密(その①)

 今年も上浜キャンパスの来客用玄関口にひな人形が飾られました。このひな人形については、これまでも何度かこのコーナーで取り上げていますので、ぜひ、ご覧下さい。

 ▶「
ひな人形に想いを込めて」(2021.2.3)→こちら

 童謡「うれしいひなまつり」の歌詞、「おだいりさまとおひなさま ふたりならんですましがお」がまちがっている!という話題が、以前、NHKのテレビ番組「チコちゃんに叱られる」で取り上げられました。

 男性人形が「おだいりさま」で女性人形が「おひなさま」なのではない。「内裏」は天皇が生活したり仕事をしたりする場所のことなので、「お内裏様」とは天皇を模した男性人形と、同じく内裏で暮らす奥方を模した女性人形の二体のことを指している。「おひなさま」とは、飾られているひな人形全てのことである、という内容だったように思います。

 しかし、私(国語の教員です)が思うに、「内裏」というと「平安京」のイメージが強いのですが、この時代は男尊女卑で、女性が名前を名乗ったり人前に出たりすることは、まずありませんでした。だから女性人形を「お内裏様」という扱いをすることには違和感を感じます。やはり、「おだいりさま」は最上段にいる帝を模した男性人形のことを指し、その隣の女性人形を人形の代表として「おひなさま」と「様」づけして呼んでいる、という考え方も納得がいきます。


 ところで、ひな人形のレギュラー(笑)と言えば誰でしょう。

 もちろん今、話題にした最上段のお二人さん。そして、「三人官女」「五人囃子」「右大臣・左大臣」は童謡でも有名です。童謡に入れてもらえず、ちょっと拗ねているのは「仕丁(しちょう・じちょう)」の3人。身分の高い人に奉仕して雑用をこなす人です。仕事が多く、いろんな思いをするので「怒り・泣き・笑い」の3人がいるということです。大体はそんなところです。

 ところが!なんと!

 本校のひな人形にはレギュラー以外の人形が三体もいたのです!30年以上見ていて、はじめて気付きました(汗)

 みなさん、分かりますか。


 続きは次回をお楽しみに(笑)

福島成蹊中高一貫ホームページ→こちら
福島成蹊高等学校ホームページ→こちら

中高一貫のLINE公式アカウント開設しました 友だち登録を待っています! 下のロゴをタップ(クリック)してください!
 友だち追加