6月7日㈭ 理科講演会を行いました。
これは高校生が大学の高度な教育・研究に触れることで、大学の学びへの興味関心を高めることを目的としています。
今回は福島大学共生システム理工学類の島田邦雄教授をお招きし、「MCFゴムによる世界で初めてのゴム型の太陽電池とセンサーの開発」の演題で講演いただきました。
島田先生は光と振動で発電し、蓄電も可能な「ゴム」を開発し、特許出願中です。ゴム自体が発電するため、たとえばロボットの皮膚として使用することで外部からの電線は不要となります。ドローン、自動車、義手・義足などへの活用が期待され、すでにロボット開発関係者から関心を集めている研究です。
この日はこの「発電ゴム」を持参され、実際に光や振動を与えることで発電する実験をしていただき、生徒たちも興味深く見つめていました。
生徒たちへのメッセージとして、回転しながら落下する植物の種をきっかけにプロペラの開発が進展したように、物事を「観る」ことが科学的思考にとって大切であることを伝えてくださいました。
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