こんにちは!
福島市就労支援凸(デコ)の代表、
遠藤一歩です。
このブログは、
私が日々の支援や運営の中で感じた「気づき」
を基に言葉にしています。
今日は、私がなぜ今の
「凸の支援スタイル」に行き着いたのか、
そのルーツとも言える学生時代の個人的なエピソードと、
これからのAI時代に必要な「力」
についてお話ししたいと思います。
◆100kg超えの先輩に、毎日ぶっ倒される日々
私は大学時代、
アメリカンフットボール部に所属していました。
当時の私は食べても太らない細身体質で、
毎日身体をぶつけ合うアメフトにおいて
「体重が軽い」というのは致命的でした。
チームには体重100kgを超え、
しかも筋肉の塊のような、
とてつもなく強烈な先輩がいました。
毎日全力でぶつかっても、
まるで大人と子供のようにぶっ倒され、
時には動物としての無力感や屈辱感を味わう日々でした。
しかし、
私は「どうせ勝てない」と思いながらも、
諦めきれませんでした。
「ワンチャン勝てるんじゃないか」と
先輩の癖を必死に観察し、
「少し下から角度をつける」
という工夫を繰り返しました。
そしてある日、
微調整の末に見つけた「完璧な角度」でぶつかった瞬間、
あの絶対的な先輩を倒すことができたのです。
部内は大騒ぎになり、
私は一時的にスーパーヒーローになった気分を味わいました。
結局10回中8回は負けるのですが、
「10回中2回は勝てる」という成功体験を手に入れたのです。
◆諦めない「謎の自信」はどこから来たのか?
毎日ぶっ倒されながらも、
なぜ私は諦めずに立ち向かえたのか。
それは、私の中に「謎の自信」があったからです。
この自信は生まれつきのものではなく、
祖父母からの深い愛情によって後天的に育まれたものです。
祖父母は、私が家の物置を秘密基地にしたり、
犬小屋をDIYで作らせてくれたりと、
自分で何かを成し遂げようとする
私の意欲を決して否定しませんでした。
失敗しながらも
自分で工夫して「できた!」という小さな充足感。
これを心理学やビジネスの世界では
「IKEA(イケア)効果」
と呼んだりします。
自分で組み立てた家具に特別な愛着と満足感を抱くように、
「自分で試行錯誤してやり遂げた経験」こそが、
自己肯定感という揺るぎない自信の土台になるのです。
◆AI時代に求められる「レジリエンス」
現在、私たちは生成AIを活用し、
「失敗しないための正解」
を簡単に引き出せる時代を生きています。
しかし、
どんなにAIが正解風の答えを出しても、
その前提条件を読み取り、
判断し、
実際に行動に移すのは「人間」です。
人間の認知には歪みがあり、
実行する過程で必ずつまずきや失敗が生まれます。
だからこそ、
これから本当に必要なのは、
失敗しないことではなく、
「失敗を糧にしてしなやかに立ち直る力(レジリエンス)」
なのです。
凸の支援でも、
この「小さな試行錯誤と成功体験(IKEA効果)」
をとても大切にしています。
後編では、
今のコスパ重視の社会の中で、
私たちがどうやって皆さんの「伴走者」になろうとしているのか
についてお話しします。
(後編に続く)