2026年夏場所、劇的な復活優勝を遂げた福島市出身・若隆景関。 その強さのルーツを探るべく、両親が営む「ちゃんこ若葉山」へ。 父・大波政志さんに、優勝の裏側と大波三兄弟の幼少期について伺いました。
優勝決定戦を制した瞬間のお気持ちと、地元・福島の反響はいかがでしたか?
今回は本当に強かったですね。14日目に本人から「明日来てください」と連絡があり、 東京・国技館でその瞬間に立ち会いました。優勝が決まった瞬間は思わずガッツポーズが出ましたね。 福島での凱旋パレードも盛り上がり、皆さんにたくさん祝っていただき、改めて多くの方に応援されていると実感しました。
大怪我から這い上がった強さの根底には、何があるのでしょうか?
やっぱり「気持ちの強さ」と「決意の固さ」です。隆景は本当に小さい頃から負けず嫌いで、 「誰にも負けたくない」という気持ちが人一倍強かった。 子どもの頃は体が本当に小さく、相撲をやっているような体型ではなかったから、 大会に行っても周りから「どうして相撲をやっているの?」と言われるくらいでしたが、 試合でも勝てない時期が長かったんです。
気持ちの強さと決意の固さ
それが若隆景の原点です
今の強さからは想像がつきません。勝てない時期をどう乗り越えたのでしょうか?
私は「小さいうちは負けることも大事だ。悔しさを知るというのは、大事な勉強だ」と捉えていました。 小・中学校時代はサイズ的に勝てない時期が続きましたが、高校生になってようやく体ができてきて、 少しずつ勝てるようになった。隆景は自分の考えでいることを他人に喋るタイプではないですが、 とにかく必死に取り組んでいましたね。
最後に、若隆景関や店を応援してくれる地元の読者へメッセージをお願いします。
私としては、夫婦二人で続けられる限り、この店をしっかりと継続していきたいと思っています。 将来的には、また地域の子どもたちの相撲指導に関わる機会があればいいなという思いもあります。 全国、そして海外からもこの店に足を運んでくださる方がいることに感謝しています。 これからも、大波三兄弟とともに「ちゃんこ若葉山」をよろしくお願いいたします。